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まずは発声トレーニング

こちらでは、一流の声優になるためには、まず発声トレーニングが必要であることや、トレーニング方法について解説します。

声優には体力と筋力が必要

声優は役者と違ってマイクの前でできる仕事なので筋肉は不要と思っているかもしれませんが、実は声優には体力と筋力が必要です。

声優の発声にはお腹からしっかりと声を出す腹式呼吸が必要です。

文章を読んでいる間には息切れしないように肺活量が必要ですし、声を支えるために腹筋と下半身が安定してる必要があります。

また、滑舌にも筋力が関係しています。

腹筋(腹斜筋)トレーニング

発声練習の基本である腹式呼吸はお腹に空気を吸い込むと思っている方が多いですが、実際は肺呼吸です。

お腹が膨らむのは肺の下の横隔膜が下がってたくさんの空気が肺に取り込まれるからなのです。

腹式呼吸は横隔膜を下げることが重要なので、そのために脇腹の筋肉と背筋を鍛える必要があります。

脇腹筋肉(腹斜筋)を鍛えるには、上半身を起こす普通の腹筋運動に身体をひねる動作を加えます。

また、発声には身体の奥にあるインナーマッスルを鍛えることも大切です。

インナーマッスルを鍛えるには、ヨガ、ピラティス、ウォーキングなどが効果的です。

肺活量を鍛えるトレーニング

腹式呼吸で、背筋を良くのばして行います。

  • ペットボトルトレーニング
    空の500mlペットボトルの口をくわえて唇に密着させ思いきり吸い込みペットボトルをつぶし、ある程度つぶれたら、息を吐き出してペットボトルを元に戻します。これを数回くり返します。
  • 呼吸止めトレーニング
    大きく息を吸い込み2秒〜5秒息を止め、その後、息を全て吐ききって、再び数秒息を止めます。

他に、マラソンや水泳は肺活量だけでなく筋力や体力も鍛えられるのでおすすめです。

肺活量があるとしっかりとした声が出て、セリフが長くても楽に読むことができます。

滑舌を良くするトレーニング

  • 口角上げ
    滑舌を良くする表情筋を鍛えるために、笑顔をつくり(口角をあげ)維持する。
  • 舌回し
    歯茎の外側を舌でなぞるように一周させるのを20~30回行い、終わったら逆回りで行う。
  • 舌出し
    大きく口を開けて舌を前方に突き出して維持し、次に右方向、左方向、上方向、下方向にも同様に行う。
  • 口蓋上げ
    口蓋を舌全体でゆっくり押し上げ、舌の力を抜き元に戻すを数回行う。

声を共鳴させるトレーニング

  • 口の奥のスペースを広くして声を共鳴させるために喉を開く
    あくびをするようにして舌の根元を下げ、手鏡で口の中をのぞき軟口蓋(のどちんこ)を引き上げる。
    高音域になると、喉仏が上がってくるので口の奥のスペースが狭くならないようにする。

発声練習前の準備運動

いきなり発声練習をすると声帯にダメージを与えてしまうので、声帯を起こすための準備運動が必要です。

  • 準備運動の方法
    上下の前歯を閉じて間から息を吐き出し摩擦音を出し、そのままzzzzzzzz…と声を出す。これを20~30秒×3~6セット行う。

高い声、低い声の出し方

低い声や高い声を出すのが苦手な方も練習すれば出るようになります。

低い声を出す練習方法

  • 犬のようにハッハッハッと腹式呼吸し、横隔膜の使い方を覚える(ドギープレス)
  • 顎をさげて口を開け、肋骨の下に左手をあて、腹式呼吸で息を吸いならがらハァーと高い声から低い声まで下げていき、左手をお腹の内側に向かってグーッと押す。

高い声を出す練習方法

  • 腹式呼吸をしてファルセット(裏声)で声を出したり、歌ってみたりする。
  • 脱力して唇を閉じ、息を前方に吹き出しながらプルプルと唇を震わせる。

発声練習に向く時間帯

人間の体は目覚めてから本調子になるまで4~5時間ほどかかるので、寝起きのまま無理に発声練習をすると喉が壊れてしまいます。

舞台やオーディションの当日には声が良くでるように4~5時間前に起きているようにしましょう。